ウクライナ危機PARTⅣ 殺戮者プーチンを生んだ国。 キエフ大公国→ロシア帝国→モスクワ・クレムリン→スターリン

  • キエフ大公国→ロシア、ウクライナ、ベラルーシなどの大本となった国。祖先が同じ兄弟国と言われる所以

諸説あるが、9世紀末、黒海北西部のスラブ人が争いを続けていた。無益な争いに気づいた彼らはヴァリャーギ(ヴァイキング/ノルマン人スカンジナビア人)に頼み込んで、自分たちをまとめる指導者を求めた。
そこでやってきたのが、ルーシ族(Rus)のリューリクが率いる一団。
ラドガとノヴゴロド(現在のバルト3国付近)を治めたリューリクの死後、後継者オレーグとリューリクの子(と言われている)イーゴリが南のキエフに都を移した。これがキエフ大公国(英:キエフ・ルーシ)である。

(「Castle Siege 今は無き名作ゲーム」から転用)

但し、ロシアがルーシの正統な後継とする学派は「キエフ・ロシア」と呼び、ウクライナこそ正統とする学派は「ウクライナ=ルーシ」と呼ぶらしい。(WIKI)

ギリシャ語やラテン語では地名の語尾に「ia」をつけることがある。(アジアAsia、ルーマニアRumaniaなど)
ギリシャ語やラテン語を公用語としていた東ローマ帝国(ビザンツ帝国)では、北方の交易相手であるスラブ諸国をRusia(ルシア)と呼んだ。

12世紀頃から内紛で衰退がはじまりいくつかの小国に分裂し始めた。更なる内乱などでキエフ一帯は荒廃し、人々はキエフを見限り北のノヴゴロドや北東のモスクワに移っていった。13世紀中頃、モンゴル帝国の侵攻によりキエフ大公国は崩壊した。

● ロシア帝国の勃興と繁栄、そして終焉 ヒストリーCH「古代帝国の先端技術 ロシア」から

モスクワ方面ではウラジミール・スズダリ公国が細々と存在していた。
1276年頃、中世ロシアの英雄でウラジミール大公国の大公となったアレクサンドル・ネフスキー(アレクサンドル一世)。その末子ダニールがモスクワ公となり、その公都をモスクワにしてから発展がはじまった。14世紀前半、イワン一世治世下になると、ウラジミールよりモスクワが政治・宗教の中心となっていった。

15世紀、イワン三世(モスクワ大公)がモンゴルのタタール人の支配を駆逐した。モスクワを再建し「第三のローマ」と称し、ロシア帝国の礎を築いた。

その後、孫の残虐なイワン(四世)雷帝が帝国をヨーロッパ最大の領土に拡張した。

17世紀末、2m超の体躯と鷹揚な性格のピョートル(一世)大帝が出て、ヨーロッパの技術や知識を積極的に取り入れ、軍事国家を築き上げた。1721年ロシア皇帝(インペラトール)を名乗った。

サンクトペテルブルグ建設には、沼地を手で掘り返すという過酷な労働で約2万5千人の国民の犠牲が払われた。そのためサンクトペテルブルグは「骨の街」とあだ名された。そしてピョートルは突然サンクトペテルブルグを首都にすると宣言した。300年近く続いた首都モスクワがただの1都市となった。国民が困惑しても皇帝には逆らえない。絶対的な存在であるからだ。領土は更に東アジアにまで拡大した。

ピョートル大帝亡き後、大帝の孫と結婚したドイツ人女性が夫を失脚させ、女帝エカテリーナ2世が誕生、帝国の実権を手中にした。意志が強く野心的なエカテリーナは、ピョートル大帝の遺志を継ぎ、帝国の近代化を完成させた。領土は更に拡大した。莫大な財源を使い、病院、福祉施設、学校を整備した。都市の建設を加速させ、サンクトペテルブルグを輝くロシア帝国の首都にふさわしいものにした。

超大国となったロシアを狙って、19世紀初、ナポレオンが50万人超の大軍を率いて侵攻してきた。エカテリーナの孫、皇帝アレクサンドル一世は、600年前のモンゴル来襲の危機の時にとった行動に倣い、勝算がない時は逃げるが勝ちと判断した。そこでモスクワに至るナポレオンの進軍ルートの全てを焼き払う焦土作戦を実施した。モスクワを占領されてもアレクサンドルは和平に動かず、ナポレオン軍を無視した。アレクサンドルが和平に折れてくるだろうと予想していたナポレオンの企図は外れた。仕方なく帰途についたナポレオン軍に、過酷な冬将軍が襲い掛かり、帰国できたのはナポレオン遠征軍の一割にも満たなかった。こうしてロシアの敵はいなくなった。

19世紀末、ロシアの領土は、西はバルト海から東はアラスカに至るまで、全長9千6百Kmに及んだ。世界の全陸地の6分の1を占める大帝国になっていた。

ニコライ二世は広大な帝国を管理しきれずに崩壊するかもしれないと懸念し、また極東地域への政治的経済的影響の強化を兼ねて、19世紀末、世界最長となる9228kmのシベリア鉄道の本格的建設に着手した。アメリカ横断を2度行うのに等しい距離である。1904年、主要路線ができたロシアは、アジア地域への勢力拡大を図って東アジアへ進出した。当然同じく中国大陸への進出を始めた日本と衝突することになった。日ロ戦争である。
日ロ戦争で日本に敗北したロシアでは、虐げられていた国民の反感が皇帝に向けられた。1914年、国民の目を逸らそうと第一次世界大戦に参戦した。これにより国民の生活を更に過酷疲弊させ、多くの犠牲を出した。国民の命を犠牲にしながら帝国を拡大してきた皇帝に対し民衆の怒りは沸点に近付いていた。
1917年3月15日、民衆の反乱でニコライ二世は追放された。200年続いた帝政ロシアの終焉である。

そしてスターリン、プーチンという怪物を生むモスクワ・クレムリンの時代になる。

  • ヒトラーを超えるクレムリンの怪物スターリン ヒストリーCH「ヨシフ・スターリン」から

スターリンはレーニンと共にボリシェヴィキ(レーニン主導の左派)を率いてロシア革命を先導し、プロレタリアート独裁(労働者階級による政治支配)を標榜して帝政ロシアを倒し、権力を掌握した。
1924年1月レーニン無き後、その後釜に座ったスターリンは、ワンマン独裁を確固たるものにするために、政敵、官僚、逆らう国民を容赦なく粛清した。スターリンは国家目的(農業・工業の中央集権化)を達成するためには、どのような非道なことをしてもよいと、レーニンの主張を独裁確立のために都合の良い方向に解釈した。反対する者、命令に抵抗する者、さらには反対か抵抗か判別できない者まで、スターリンの一存で秘密警察に始末させた。脅しと恐怖で国民を支配した。
ロシア史上の戦死者を全部合わせても、スターリンが虐殺した人の数には及ばない。
国民のためにと標榜しながら、国を支配し、同時に容赦なく国民へ非道な行為を続けた。
彼はその語録で「一人の死は悲劇だが、数百万人の死は統計だ」と嘯いた。これは彼の大量虐殺への強い無感覚性を示している。

 警察権力を国民支配のために行使・活用

 米初の女性国務長官となったオルブライト元長官は語った。「国民を恐怖で支配するためにスターリンは秘密警察(NKVD:エヌカーヴェーデー、のちのKGB)を創設した」。暴力装置である警察権力を行使して、国民を支配するため恐怖で脅したのだ。

理由を示さず逮捕・処刑。脅しでじわじわと人を支配し、自分の言いなりにする

スターリンはボリシェヴィキの頃から猜疑心が強く用心深い男と呼ばれていた。彼の世界観は「人は誰でも怯えて生きる」だった。だから人を怯えさせるようにすれば、人を支配し言いなりにできると考えていた。
スターリンはロシア国内の独裁体制を固めると、世界制覇のために国を急速に軍事国家に替えようとした。反対する者、抵抗する者が出てきたため、恐怖と脅しで人々を従わせようとした。

ジョンソン大統領の顧問、そしてカーター政権で国家安全保障問題担当大統領補佐官を務めた政治学者、ズビグネフ・ブレジンスキー氏は、スターリンの恐怖支配の手口を次のように語った。
モスクワから各地の秘密警察に電報で指示が送られた。
「君の町のノルマは7500人を逮捕すること。そのうちの3000人を処刑すること」誰を何の容疑で逮捕、処刑するのかは一切しめされていない。
粛清は次第にエスカレートし、国籍の壁がなくなり、ポーランド人、ドイツ人、ブルガリア人、マケドニア人、・・と増えていった。機密解除された文書の推計から、スターリンが粛清した人の数は約4000万人にも上ると言われている

作家のジョナサン・ブレント博士はスターリンの人心操縦方法を次のように説明している。
スターリンは脅しのプロ。少しずつ長い時間をかけて、自分の言うことをほぼ何でも聞いて動く、忠実で従順な側近に作り上げていく

都合のいい解釈で法を無視し好き勝手を行う。コントロール下のメディアを使い、信頼できる指導者のイメージを国民に植え付けた

スターリンは、レーニンの考え方を都合のいいように解釈して引き継いだ。レーニンは指導者が先導するプロレタリアート独裁を主張した。それをスターリンは国家目的・5カ年計画(農業・工業の中央集権化、急速な工業化)を達成するためには、何をしても許されると都合のいい解釈に変容させた。クラーク(富農)から農地や財産を没収し、処刑するかシベリア送りにした。貧しい農民からは、強制的に穀物を拠出させ集団農場(ソフホーズ等)に送り込んだ。スターリンはクラークは根絶してもよいと判断して、クラークかどうかの判断はスターリンの一存で決めた。1930年代に大飢饉が発生、集団農場では餓死者があふれ人肉喰いも起きた。餓死者は何百万人にもなったが確かな数は不明だ。しかしスターリンは食料を都市部に集め人為的に大飢饉を作り出した。

狡猾なスターリンは、非道な粛清の一方で、コントロールされたメディアを活用して、自己のイメージを「国民のために働く力強い指導者」と映るように誘導し国民を洗脳した。

公文書改ざん、桜を見る会など明らかな犯罪を見逃すようになった検察。コロナ死者の増加、検査数の意図的な縮小など明らかなコロナ対策の失敗を咎めず無能な首長らを露出続けるTV。救急医療いまだ崩壊中なのに出口が見えてきたと嘯く最高責任者とそれをヨイショするマスゴミ。
そういう腐敗した土壌を放置し続ける世界から、スターリンやプーチンといった怪物が発生してくる。
怪物の犠牲になるのはいつも庶民であることは歴史が繰り返し警告している。

DYSON SPHERE PROGRAM 果てしなき惑星開発と自動生産化の果てに

  • ゲームの概要

あなたはまず各惑星の資源を採掘しなければならない。
鉄鉱石、有機結晶、シリコン鉱石・・・など。

さらにそれらを製錬、加工して、ダイソン球を形成するための部品、機器、製品などを大量に自動生産する必要がある。
歯車、電磁モーター、プロセッサー、重力子レンズ・・・など。

莫大なエネルギー、電力も用意しなければならない。
風力タービン、ソーラーセイル、重水素燃料棒・・・など。

資源や部品・材料を製錬所や組立機に移送し、あるいは惑星間で足りない資源・部品等を搬送しあう物流システムも構築しないといけない。
コンベアベルト、物流ドローン、惑星間搬送船、惑星間物流ステーション・・・など。

さらに大事なのは、科学技術の研究開発だ。それにはScience Matrix(科学マトリックス)を大量に生産するシステムを確立することだ。
電磁マトリックス、情報マトリックス、宇宙マトリックス・・・など。

そうした惑星開拓の絶え間ない努力と成果の果てに、ダイソンスォーム(筆者はダイソンリングと呼ぶ)やダイソンシェルの基となる建造物の打ち上げが可能となる。
ソーラーセイル、電磁レール発射機、垂直発射さいろ・・・など。

  • 基本の操作ガイド

産業用メカ、イカロスを操作し惑星開拓を行う。操作は簡単、マウスの左右クリック、「SPACE」キー(浮上)、
「W」(前進)、「A」(左旋回)、「D」(右旋回)などでOK。

動画1. 最初の惑星での開拓スタート

動画2. ダイソンリング見学ツアー(日没、夜明け、宇宙空間、ソーラーセイル連続発射など)

 

イベルメクチン使用記 驚きの効き目!

2022年2月下旬。
妻のリンダ(仮称)がコロナ症状を発したため、インドから輸入購入していたイベルメクチンを服用。
驚きの効果があったので、その全記録を公表することにした。
仮称以外は全て事実。イベルメクチンの服用については、自己責任で判断・決断してください。

  • 予兆 初日

朝起きてキッチンで食事をしていたら、リンダがこめかみをもみながら言った。
「ジョニー(仮称)」私のことだ。「ん?」
「降圧剤もらえる?」

リンダには持病の高血圧があったが、コロナ禍が始まってから病院通いをやめてしまった。丁度2年ほどになる。コロナ感染を恐れて外出も極端にしなくなった。

「ああ、あるけど?どうした?」
「朝起きたらちょっとフラフラするの。鼻水も出るし」
「風邪か?」
「熱はないの」
「じゃ寒さによる高血圧の影響かも知れんな。薬は余っているから使え」そう言ってカンデサルタン錠2mgの束をリンダに手渡した。

ここ数日、台風並みの爆弾低気圧が北海道方面に発生しては通過していて、大陸北部からの異常な寒気が日本全体を覆い、各地で大雪による被害が出ていた。
私も高血圧の持病があるが、春・夏と体調がいいときは降圧剤の服用を止め、災害時の備えとして余った薬を備蓄していた。

服用して数日はフラフラがなくなったのか、降圧剤が効いているのか、リンダはいつも通りの家事をこなしていた。

  • コロナ発症? 1日目

リンダ、夜横になるとめまいがしたと話す。鼻水もあり。後頭部と首の境がもやもやしてスッキリしないという。熱は平熱。

  • コロナ発症? 2日目

リンダにフラツキも出てきた。熱は平熱だが、鼻水と喉の痛みあり。後頭部・首のもやもやもそのまま。メニエール病か、コロナか?と疑ったりしたが、素人判断せず、医者に行ってみたら?と助言した。
リンダは病院へ行くことに抵抗が強い。コロナ陽性とわかっても、カロナール(解熱剤)ぐらいが出されて自宅放置されるだけだと反論。しばらく様子を見ることになった。

いつもは家事を終えて夜9時過ぎに入浴して床につくのだが、今日は具合が悪いので夜7時に食事を終えると直ぐに寝てしまった。

<コロナ禍の惨状。無策のコロナ対策、改ざん・誤魔化しの陽性者数>

2月上旬に第6波のピークは過ぎたと楽観見通しを国とマスゴミは垂れ流すが、2月9日時点で自宅放置者54万人超、東京などの陽性率40%超、死者も100人超が続いている数字をみると、とてもピークは過ぎたとは思えない。岸田内閣は何がなんでも3月6日にまん延防止を解除したいというムリムリの雰囲気を作りに走っているとしか見えない。

ある県の数字をみても、異常な陽性率60%前後が1カ月近くも続いている。通常陽性率は4%ぐらいである。

厚労省から1/27頃に検査数を抑えるような通達があったと日刊ゲンダイ(2022.2.20)がスッパ抜いているが、2月初めころから陽性者数が減り始め、陽性率は高止まり。見事な恣意的減少グラフになっている。

検査数を恣意的に抑制すれば、感染者数が減るのは当然である。しかしその結果、実際に隔離すべき陽性者が多数野放しとなり、感染が拡大することになる。岸田政権のコロナ対策がうまくいっている、というメンツのために、自宅放置者や死者の増加が代償となることをいつまで許すのか。

  • コロナ発症? 3日目。とうとう発熱。イベルメクチン服用

病院へは行かず。リンダ、症状治まらず。フラツキ、鼻水・喉の痛み・後頭部・首のモヤモヤ続く。ダルさも出てきた。熱は平熱。普段は9時過ぎまで家事をしていたが、今夜は食事後、夜7時過ぎに就寝。

夜中、0時過ぎ。夜7時過ぎに床についていたリンダが熱くて眠れないといって起きてきた。
体温37.7度
リンダの平熱は36.0度前後だから高熱である。顔も赤い。額にヒエピタを貼っている。

「どうした?」
「熱があるの。体がダルい」
「いよいよコロナかもしれんな。みなし陽性だ。どうする?救急車呼ぶか?それとも朝まで待って病院いくか?」
「救急車もどうせ来ないかもしれないし、病院も見つからずタライ回しになるかも」
「子供の車で病院に行くことはできるぞ」
「保健所を通さないと。今は簡単に入院もできないわよ」

「じゃ、アビガンかイベルメクチン飲むか?」
「うん」

<インドから購入したファビピラビルとイベルメクチン>

我が家は去年からインドからファビピラビル(ジェネリック・アビガン)とイベルメクチンを購入していた。信用できない国や専門家などあてにせず、自分の身は自分で守ると決めたからだ。

(ファビピラビル(ジェネリック・アビガン)、200mg錠×40錠、3箱)

(イベルメクチン、12mg錠×50錠)

どちらの薬も効くと情報的にはわかっていたが、いざ使うとなると大丈夫かな?と不安がよぎる。30年以上の使用実績や重い副作用もないことも頭ではわかっているのだが。

「アビガンは初日2回で、1回1800mg。つまり9錠飲む」
「9錠も飲むの!1回で!」リンダが苦虫顔に。
「イベルメクチンは、FLCCCの「I-MASK+」の用法だが、リンダの体重は50kgと前に言っていたから、0.5mg/kg×50kg=25mg。1錠12mgだから、ちょうど2錠だ。1日1回服用」

(FLCCCの「I-MASK+」)

「イベルメクチンにする。食後、食前?」服用・副作用の懸念はないようだ。
「どちらでもいいようだ。いま症状がでているから、今飲んだ方がいい。朝食を待って飲むのはいいとは思えない」

(イベルメクチン 12mg×2錠)

<驚きのイベルメクチン効果!3時間後に平熱に>

リンダがイベルメクチン2錠(12mg×2)を服用した。気晴らしのため、しばらくコタツに入ってリンダに付き添って談笑していたが、「先に寝る」と言って、コタツのリンダを置いて就寝。

<リンダの症状書きとめメモから抜粋>
・夜中3:30 (体温)36.7度。
・朝 7:30 (体温)36.3度。
・午後1:45 (体温)35.7度。

  • イベルメクチン服用翌朝 1日目。夕方、不調

「イベルメクチン、すごい効き目!」。朝、笑顔のリンダが元気な声で話しかけてきた。昨晩の高熱で辛い顔のリンダと別人のようだ。
「薬を飲んですぐ熱が下がったの。すごいわ!」
「ダルさとか、他の症状は?」
「くしゃみや鼻水はまだ出るけど、他は大丈夫。体温も36.3度で普通に戻った」
「首のうしろのモヤモヤは?」無いわとの答え。

朝から調子よく日常の家事をこなしていたリンダだが、夕方になってまた少し具合が悪くなったと言い出した。ダルそうな様子。
体温を測ると37.8度!
しかも下痢便が2回続いた。ひどい下痢便ではなかったが、「下痢」はイベルメクチンの消化器症状の副作用の1つである。少し心配だが他に重い副作用はない模様。
夕食後、イベルメクチン2錠を服用。布団を敷いて8時前に早々と就寝。

  • イベルメクチン服用翌朝 2日目。回復

朝、元気そうなリンダに戻っていた。体温36.2度。鼻水が少し出るぐらいで他の症状はほぼない模様。
昼、体温36.3度。
夕、体温36.1度。夕食後、3回目のイベルメクチン2錠を服用。3日ぶりに入浴。但し洗髪だけ。
夜9時過ぎまで家事をこなし、就寝。どうやら普段の日常に戻った感じ。心配だった副作用も特になし。

  • イベルメクチン服用翌朝 3日目。回復。

朝、元気そうなリンダ。体温35.7度。鼻水が少し出るぐらいで他の症状はほぼない模様。
昼、夕、平熱で普段通りに活動。夕食後、4回目のイベルメクチン2錠を服用。夜9時過ぎまで家事をこなし、入浴後就寝。

  • イベルメクチン服用翌朝 4日目。回復

朝、普段どおりの元気そうなリンダ。体温35.9度。鼻水が少し出るぐらいで他の症状はほぼない模様。
「ほぼ治った感じかな?」
「そんな感じ。でも目のチカチカが少し残っている」
「えっ!そんな症状があるのか?いつから?」
「だいぶ前から。イベルメクチンを飲む前から少しあったの。起きてしばらくしたら治るんだけど、今朝は元に戻るのが遅い感じ」
「イベルメクチンの説明書には、そんな目の副作用は該当がないけど、戻りが遅いのは気になるな」
「前からの症状なので、薬で発症したことはないけど何らかの関係で影響しているのかも」
「FLCCCの「I-MASK+」の用法では、5日間服用か回復するまでとなっているけど、もう止めるか?」
「ええ、そうする。ほとんど鼻水だけだから」

2022年1月31日、興和㈱がイベルメクチンの「オミクロン」への効果を確認

興和㈱と北里大学との共同研究の結果、第Ⅲ相臨床試験の成果も踏まえて、「コロナの変異株α、β、γ、Δ(デルタ)、そしてο(オミクロン)株に対する抗ウィルス効果があることを確認した」とするプレス記事(2022.1.31)を発表した。

だがマスゴミTVでは殆どスルーした。代わりにイベルメクチンを葬り去りたいかのようにTV画面に流れたのが、塩野義のコロナ経口薬「S-217622」の早期承認申請が近いという、第Ⅱ相臨床試験も終了していない新薬の紹介だった。

安くて、30年近くの安全性、有効性の実績があり、重い副作用もないイベルメクチンは、ある人たちにとって余程隠しておきたい薬なのだろう。

しかも今のワクチンは変異したオミクロン株のスパイク・タンパクに最適化したワクチンではない。イベルメクチンは感染した細胞内でのコロナ増殖を阻害する効果があるので、細胞に侵入するためのスパイク・タンパクが変異しても関係がない。

イベルメクチンの抗ウィルス作用機序

抗寄生虫薬として30年以上の実績があるイベルメクチン。抗寄生虫薬として有名なため、そんなものがコロナに効くハズがないという固定観念が強い。だがアフリカなどワクチンが行き届かない国々で、なぜかコロナ感染が収束したりする現象が起きて、もしかして抗寄生虫薬イベルメクチンを服用しているのが関係しているのではないか、と世界各地で気づき始めた。

コロナ・ワクチンや新コロナ治療薬を多額の資金を投下して開発しているメガ・ファーマーにとっては、1錠100円ぐらいの経口薬に驚くようなコロナ治療効果があっては悪夢だろう。

<イベルメクチンの広範な作用>

イベルメクチンには、抗寄生虫作用、抗菌作用、抗ガン作用、抗ウィルス作用があるとされる。
そのうちの「抗ウィルス作用」が、今回のコロナ・ウィルスの感染と増殖の阻害に有効に作用しているとされる。

下図Aにあるように、イベルメクチンの抗ウィルス作用機序を分かりやすくすると、3つ。

  • コロナ・ウィルスの細胞内への侵入阻害(ファイザーなどのワクチン作用と似ている)
  • 細胞内でのコロナRNAの合成を阻害(アビガンの作用機序と同じ)
  • インポーチン(コロナ増殖用部品の運び屋)の阻害(アマゾンがあっても佐川やクロネコが無ければ成り立たないのと同じ)

注:「in vitro」=「試験管内で」。 「in silico」=「コンピューター解析で」。

(以下、北里研究所のイベルメクチン研究報告資料 2021.10.26

(図A)

 

イベルメクチン 第6波に備えて

  • 権威のある機関が示す方向性が一番正しいとは限らない

イベルメクチンの話の前にちょっとだけ寄り道をしたい。
あなたは「ユダの福音書」をご存じか?「マグダラのマリアの福音書」は?「ペテロの黙示録」は?

1886年の冬、フランス人考古学者がエジプトのナイル川上流地域でキリスト教墓地を発掘中、キリスト教の根底を揺るがす大発見をした。8世紀に葬られた修道士の遺骸が出てきた。その胸に大事そうに抱えたパピルスの写本があった。
それは「ペテロの福音書」だった。
その後、失われた福音書が次々と見つかり、世界中の聖書研究者に衝撃を与えた。

(ディスカバリーCH「失われた福音書」)

 

 

 

 

 

 

聖書をご存じの方はこう言うかもしれない。福音書は4つ、「マタイ」、「マルコ」、「ルカ」、「ヨハネ」の福音書だ。それら以外のものは外典、偽典の類で信用性はない、と。

だがこれらの「LOST GOSPELS(失われた福音書)」は政治的意図により歴史から消されたものだ。AC325年、内憂外患で不安定化したローマ帝国の統治にキリスト教を利用するために、時のローマ皇帝コンスタンチヌス帝がニカイア公会議を開き、主要な聖職者たちを招集した。それまでキリスト教はローマ帝国内で多数の分派と経典が存在していた。コンスタンチヌス帝は帝国の国教となるキリスト教の統一を命じた。福音書を「マタイ」、「マルコ」、「ルカ」、「ヨハネ」の4つに決めたのもコンスタンチヌス帝である。
今も昔も為政者や権力者が決めたものが権威のあるものとして独り歩きしていく。

  • イベルメクチンの効果を認めないWHO。昔から「金に弱い」権威機関

ブラジル、フランス、南アフリカなどで、安価なイベルメクチンをコロナ治療薬として推奨するフェイスブックの投稿や記事が拡散しているのを受けて、2021年3月31日 WH0はイベルメクチンをコロナ治療薬として使用すべきでないとの見解を示した」(AFP・BB News

下図は「コロンビアのカリで使用されたコロナ治験用のイベルメクチン(2020.7.21)」とAFP記事では説明されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜか火消しに必死のWHO。この機関が常に正しい世界の健康衛生の指針を示してきたと思っている人は考えを改めた方がいい。昔から金でいくらでも「転ぶ」機関なのだ。

・最近ではコロナの起源調査で中国寄りの姿勢を示したこと。中国とWHOは「蜜月の仲」と言われている。

・クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号で感染が止まらず拡大していた頃。突如2020年2月13日、テドロスWHO事務局長が記者会見で「安倍首相自ら先頭に立った、政府一丸となった取り組み」と大絶賛した

そして日本からコロナ対策用としてWHOに1億5500万ドルの拠出を受けたことも紹介した。外交筋は「あまりにも露骨(リップサービス)」と述べた、とも伝えている。

(金をもらったら絶賛リップサービスをしてくれるWHO事務局長。 西日本新聞2020.3.14)

 

 

 

 

 

 

 

・また1995年、ジュネーブで開催されたチェルノブイリ事故についてのWHO国際会議。原子力産業への打撃を考慮したIAEAの妨害で議事録が公表されなかった
そして2001年6月4日、キエフでのWHO総会でも議事録は公開されなかった。その約4カ月前に良心的な医師たちが議事録を公開するようWHO本部に押しかけて嘆願したのだが無視された。
嘆願書を出した代表格の1人、フェルネックス博士(IPPNWの元会長)はその時のインタビューに答えて次のような懸念を表明した。
「UNSCEARやIAEAも総会に出席するだろう。彼らには莫大な資金があるので、貧しい国の専門家を買収するのは容易で、1万ドルでずいぶん買収できるのです
With 10,000 dollars you can buy many persons.

補足:
・IPPNW:核戦争防止国際医師会議。核兵器廃絶を求める医師たちの世界的組織。1985年ノーベル平和賞受賞。
・UNSCEAR:原子放射線の影響に関する国連科学委員会。国連の機関。世界原子力ムラの1つ。

(IAEA等の買収を懸念するフェルネックス博士。YouTube「真実はどこに?-WHOとIAEA放射能汚染を巡って」:既に動画は削除)

 

 

 

 

  • イベルメクチンの著効を科学的根拠に基づいて発信する医師団がいる。FLCCC

<FLCCCの使命と目的>

FLCCC:Front Line COVID-19 Critical Care(コロナ最前線の救命救急医療)ALLIANCE(同盟)
当該同盟のサイトの「ミッションステートメントと目的」ページの要点を下記に抜粋してみた。
「コロナパンデミックの始まりである2020年3月に一流の救命救急専門医によって結成された。FLLCCC Alliancehaは・・非常に効果的な治療プロトコルの開発に専念する非営利団体で、感染を防ぎ患者の転帰を改善するため・・」

FLCCCのサイトにはイベルメクチン著効データが満載!

下図はThe Indian Expressの2021年5月12日の記事。

タイトルは次の通り。
ウッタル・プラデーシュ州政府は、イベルメクチンの早期使用によって死亡と陽性率を低く抑えることに役立ったと述べた

記事を読むと
「ウッタル・プラデーシュ州政府はイベルメクチンの大規模な「予防的および治療的」使用を導入した最初の州であると主張し、この薬は、他の州と比較して、州がより低い死亡率と陽性率を維持するのに役立ったこと」と説明している。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてFLCCCサイトの「Epidemiologic.Analyses.on.Ivermectin.in.COVID-19(コロナにおけるイベルメクチンの疫学分析)」タグをクリックすると、ウッタル・プラデーシュ州の疫学分析グラフが表示されている。感染者数、死者数とも半月も経たない期間で著しい改善効果が表れている。
2021年9月29日現在のウッタル・プラデーシュ州の感染者数は177人、死者1名である。

 

 

 

 

 

また下図グラフはメキシコでの同様のイベルメクチンの治療プログラム等の疫学分析グラフがあり、ここも半月も経たない期間で著しい改善効果が示されている。他にもジンバブエ、ウッタラーカンド州(インド)、デリー連邦直轄領(インド)、ペルー、アルゼンチンなどの著効効果グラフがある。

 

 

 

 

 

 

 

<インド イベルメクチン治療を要否した各州等の明暗>

ウッタル・プラデーシュ州は人口約2億人で、ワクチン接種率5.8%という極端に低いにもかかわらず、死亡者・感染者が激減した」ことを、ニューヨーク・タイムズは「謎」と呼び、BBCは「数百万ドルの宝くじ並みのまれなこと」と呼び、日本でも決してイベルメクチンによる大規模治験や治療プロトコルが導入されたことを放送しないで謎と呼んでいる。
2021年9月29日現在のウッタル・プラデーシュ州の感染者数は177人、死者1名。

ウッタル・プラデーシュ州とよく比較されるケララ州。人口約3300万人。当州はイベルメクチン治療を拒否してインド政府から優先的に人口の7割強のワクチン接種を受けたが、日々死亡者数は200人前後が続いている。
2021年9月29日現在のケララ州の感染者数は149,931人、死者149名。

2021年9月29日現在のウッタラーカンド州の感染者数は214人、死者0名。
人口約1000万人でイベルメクチン治療プロトコル開始は、ウッタル・プラデーシュと同じ2021年4月末。

2021年9月29日現在のデリー連邦直轄領の感染者数は373人、死者2名。(人口約1700万人)
人口約1700万人でイベルメクチン治療プロトコル開始は、ウッタル・プラデーシュと同じ2021年4月末。

「ワクチンが唯一のコロナ対策の解決手段」、「ワクチンはコロナ対策の切り札、ゲームチェンジャー」と洗脳された世界は、冷静かつ客観的にイベルメクチンの著効に向き合うことを拒んでいる。

それはそうだろう。1錠200円ほどのイベルメクチンで、ワクチンも高価な抗体カクテルやモノクローナル抗体、レムデシビルが吹き飛ぶのだから。

このままではイベルメクチンもアビガンと同じ運命を辿るかも知れない。

  • 国がワクチン接種後の死亡者の原因解明に真剣に取り組まない限り、ブースター接種は拒否する

2021年9月10日付けの厚労省の資料によれば、ワクチン接種後の死亡者数は1076件で、全て「ワクチンと死亡との因果関係は認められていない」と説明されている。
これだけの死者が出ているのにふざけている。要は死亡保障をしたくないのだ。真剣に死亡原因を究明する気がないのだ。

国がそういう態度なら、3度目のブースター接種はお断りだ。「死の当たりくじ」のあるワクチン接種などロシアン・ルーレットに参加するようなものだ。3度目の次は4度目?その次は?
2度目までは治療薬が入手できなかったから仕方なくワクチンを打ったが、この国のメガファーマー優先の態度は腹が立つ。デメリットよりメリットを優先?死んだ人間にはデメリットだけじゃないか。感染者を平気で自宅放置政策で殺すような国など役立たずもいいとこだ。自分の身は自分で守る。筆者はインドと台湾からイベルメクチン50錠を入手した。本当はアビガンも入手したいがこれは難しい。いずれにしても今TVジャックされている自民党の総裁選祭りの候補からはまともなコロナ対策は聞くことがなかった。第6波も同じことの繰り返しになる。

(海外から入手したイベルメクチン。12mg錠)

 

 

 

 

 

アメリカではワクチン接種率が伸び悩んでいる。そしてイベルメクチンの売上がコロナ前の24倍にもなっていると聞く。

下記のNewweek記事はイベルメクチンは危険というネガティブ記事だが、こういう反イベルメクチン記事は多いようだ。発信元や裏どりをするとフェイクもかなり混入しているという。反イベルメクチンのフェイクニュースを精力的に追及しているThe Desert Review。記事「India’s Ivermectin Blackout – Part Ⅲ :The Lesson of Kerela(インドのイベルメクチン沈黙の闇パートⅢ:ケララの教訓)」を読むと、ニューヨークタイムズやBBC、更には「奇妙なインドの言論統制」について言及している。
このデザートレビューは米・南カリフォルニアの独立系ニュース・サイト。2014年創刊の受賞歴のある地元の週刊ニュースサイトである。

アメリカ人も「死の当たりくじ」のあるワクチンよりも、40年近くも使われてきた安全性のある経口治療薬イベルメクチンの方がいいに決まっている。それにNewweek記事を読めば分かることだが、過剰摂取すればどんな安全と言われた薬でも用法を間違えれば危険なのは当たり前である。

Newsweek日本版2021.9.3)

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 日本でイベルメクチンを推奨する医療関係者たち。治療プロトコルはFLCCCプロトコルが基準

筆者が把握している方。
・尾崎治氏(東京都医師会会長)
・鳥居明氏(東京都医師会理事)
・長尾和宏氏(長尾クリニック院長 兵庫・尼崎市)
・堤英博氏(つつみクリニック院長 福岡・柳川市)
・三上修司氏(三上内科クリニック院長 兵庫・神戸市)
・古川健司氏(杉原クリニック院長 神奈川・横浜市)

(イベルメクチン投与を提言する尾崎会長・日経新聞2021.2.9。尾崎会長は第5波の感染爆発の最中、自宅放置者が12万人を超えた頃にも「今こそイベルメクチンを使え」と。読売新聞オンライン2021.8.19)

 

 

 

 

 

 

<FLCCCアライアンスのイベルメクチン治療プロトコル>

上記の杉原クリニックの古川院長は、ブログ「よくある質問 COVID-19感染症」ページで
「Q.イベルメクチンを個人輸入で購入しましたが、飲み方が分かりません。教えていただけないないでしょうか」という質問に「FLCCCプロトコルもとに治療」と答えている。但し、「服用時は必ず医師等に相談すること」を付け加えている。

古川院長のブログページの方が詳しく記されているが、下図がそのFLCCCプロトコルである。

これは第4波の感染拡大の中、ワクチン接種も思うように進まず10都道府県で緊急事態宣言が発出されて苦しむ日本のオリンピック委員会へ、FLCCCアライアンス会長のピエール・コリー博士が、オリンピックがうまく開催できるように親切心からイベルメクチン治療プロトコルを提案(2021.6.5付け)したものである。

だが日本政府も五輪組織委員会もこれを無視し、菅のワクチン一本やりで治療薬もない無策のコロナ対策で五輪開催を強行し、これまでにない大きな第5波を招いた。自宅放置者も12万人を超え、大勢の無残な自宅放置死者を出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • イベルメクチン:バージョンアップ版プロトコル、世界状況、新型イベルメクチン

・「I-MASK+
バージョンアップ(+)のFLCCCプロトコル。

・「コロナに対するイベルメクチンの取組 世界的状況と北里大学の取組
イベルメクチンのコロナ抑制の機序説明、致死率改善効果、北里大学での治験、イベルメクチンのFLCCC研究の総括、世界での臨床試験、ペルーでのイベルメクチン治療推移のグラフ。

・「次世代イベルメクチン
北里研究所とMeij.Seikaファルマの共同開発によるコロナ用治療薬、新型イベルメクチン開発。

  • ワクチン神話が崩れ始めた。イベルメクチンなどの追撃に焦る日本

ブレークスルー感染が世界各国で報告され始めた。「ブ-スター接種が必要」、「ワクチンで重症化は防げている」とワクチン神話を守るのに必死だ。恐らく日本政府と厚労省、感染症ムラは、海外のメガファーマーの治療薬を優先するだろう。

宇宙3美女、揃い踏み

    • TNG・30話「コンピュータになった男」

「THE SCHIZOID MAN」1989/1/23米放映 宇宙暦42437.3

若い助手カリーン・ブリアノン(バーバラ・アリン・ウッズ)と一緒に小惑星で研究を続けていたアイラ・グレーブス老博士(W・モーガン・シェパード)。不治の病に罹ったためカリーンが救難信号を発した。それを受信したエンタープライズが救助班を小惑星に派遣した。第2副長兼科学士官データ少佐、保安部員ウォーフ中尉、カウンセラー・ディアナ・トロイ少佐、バルカン人士官でドクターのセラー大尉(スージー・プラクソン)たちだ。

頑固で人嫌いで口の悪い博士は死期が近づいていた。エンタープライズに転送して治療すべきとセラー大尉が進言するが、博士は激しい口調でそれを拒んだ。そして死期が迫っている老人とは思えない軽口をたたいた。
セラー大尉とトロイに対して「2人ともなかなかのいい女だな」と。
この老人の女性好きはこのストーリーの伏線の1つ。無駄なセリフではないのだ。後になってそれが分かる。

そのためなのか、いつも色っぽい服装の「胸開け」トロイのほかに、カリーンやセラーなどの美女を揃えたのかと勘ぐってしまった。セラー大尉役のスージー・プラクソンは長身でグラマー、美人とスーパーモデル並みに際立っている。

 

 

 

 

 

 

そして博士がなくなった。しかしデータが博士の死に際まで行動を共にしていて、重要なことが判明した。データを創ったのはスン博士だが、実はグレーブス博士はスン博士の恩師。スン博士がデータの「生みの親」ならグレーブス博士は「祖父」に当たる存在だったのだ。
博士が死んで小惑星に留まる理由がなくなり、カリーンはエンタープライズに乗船し小惑星を離れることになった。
やがてデータの言動がおかしくなり始めた。

<蛇足>

美女と言えばこの方を忘れてはいけない。
ヴォイジャーのセブンの仮装をしたカナダのモルテラ嬢。地球人もなかなかどうして負けてはいない。詳細は別記事「イエス・キリストのバースデイ?」でご高覧。

 

映画 「モーテル」

<評価>よくできたホラースリラー。ヒチコックの「サイコ」や「悪魔のいけにえ」などからヒントを得たのだろうか。思い出してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

夫婦仲が冷え切ったデビット(ルーク・ウィルソン)とエイミー(ケイト・ベッキンセイル)。高速を降りて田舎道に迷い込んでしまった。悪いことは重なるもので車のエンジンもおかしくなってきた。ほとんどひと気のない道路沿いに古いガソリン・スタンドとモーテルがあったので、車を止めた。すると丁度スタンドの自動車修理工(イーサン・エンブリー)が出てきて修理をしてくれた。再び車を走らせたがまたエンコしてしまった。
仕方なく車を捨て歩いてスタンドに引き返すが、修理工は既に帰ってしまっていた。
そこでそのモーテルに止まるハメになるのだが。恐怖の幕開けである。

2007年公開。翌年2008年に「モーテル2」が製作された。

消された金融庁「年金不足・要自助報告書」。不正と私物化で食いつぶされる暗黒年金史。

2019.6.18公開記事

● 森友公文書改ざん事件でも財務大臣として責任を取らなかった。そして金融担当大臣としても・・。このアホーが

2019年6月3日、金融審議会 市場WGが「高齢社会における資産形成・管理」と題する報告書を発表した。麻生が金融担当大臣として、税金で審議会を立ち上げ、諮問したものだ。

この報告書を受けて、6月4日の記者会見で、偉そうに上から目線で麻生は言い放った。
「(お前ら)100まで生きる前提で退職金の計算したことあるか?普通の人はないよ、俺はないと思うね。(だから資産形成を庶民に)手伝う金融機関も対応、設計をしてやるということも考えるのが、金融庁としてもしてやるのが・・

麻生は「高齢年金受給者は将来年金不足となるから、若いうちから自助しとけ」と報告書の主旨を、WGからレクチャーを受けていたことが読み取れる。当然であろう。税金を使った審議会であるから、諮問した金融担当大臣に、WGが結果報告として主旨説明をするのは当たり前の話。

ところが「年金が不足するから自助せよだと!100年安心は嘘か!年金詐欺か!」と大炎上。
6月10日の参院決算員会では、立憲民主党・蓮舫副代表から「この報告書、読みました?」と問われて、麻生は「冒頭の部分、一部目を通したが全体を読んだわけではない」と虚偽答弁をして、責任逃れを始めた。

遂には「報告書を受け取らない」と言い出した。野党側にも既に説明された報告書である。消えた年金ならぬ、「消された報告書」が発生。自民党による国会無視の強制炎上消火作戦の暴挙に出たのだ。野党はこの暴挙を問題視して、予算委員会の開催を要求したが、自民党・森山国対委員長は「報告書がないから、審議する必要がなく、委員会開催はできない」と言い出した。自民党による国会私物化である。

麻生については2つの問題が存在する。
1つ目
バブル崩壊を招いた反省から、それまでの大蔵省を解体して、今の財務省と金融庁に分離した。財政規律を厳格化するために管理と運用を分けたのだ。それがまた1人の大臣に財務と金融を統括させていることは、大蔵大臣の復活に等しい。

2つ目
決済文書を改ざんするという前代未聞の不祥事を起こした財務大臣なのに、責任を取らず居座り続けている。金融担当大臣として自ら諮問したからの報告結果を、気に入らないから受け取らないというあるまじき行為。挙句に、金融庁担当者が悪い、審議会WGに配慮がなかったと、またもや現場の責任にする。大臣の資格はない。不適格である。責任を取らないトップはタチが悪すぎる。人間失格であることは言うまでもないが。

(日本はいつまでこんなクズ人間、クズ政党を税金で飼い続けるのか? 犬HK ニュースウォッチ9 2019.6.15)

 

 

 

 

 

 

  • ヒョットコ男の年金額、議員年金、その他を推定してみる。

筆者を含む下級庶民は、少ない収入で毎月どうやり繰りするかは切実な問題である。庶民感覚ゼロの口曲がりゼロマンにとって、年金などほんのハシタ金であろう。そのハシタ金を荒い計算だが推定してみよう。

<共済年金>
口曲がりは特別職の国家公務員である。国民に奉仕する公僕として税金から平均歳費月額約130万円、大臣なら146万円ほどだ。
この口曲がり根性曲がりが60歳(2000.9)になるまでの議員在職期間は、落選期間と未納期間(3年10カ月)を考慮すると、
・(1979.10-1983.11)約4年+約14年(1986.7-2000.9)-約4年=約14年

約14年だと受給資格期間を満たしていない疑問も出るが、何でもありのヒョットコ野郎だから我慢して前に進む。
この14年を共済加入期間として、月額給与を130万円として、次の早見計算式に代入してみると、
・早見計算式=月額給与130万円×7.5(定率)/1000×196(加入月数)=約191万円となる。
月額に直すと、191万円÷12カ月=約16万円となる。
だが現職中で大臣給与を146万円も税金を吸血しているから、減額か全額支給停止ではないのか?受給しているカラクリは謎だ。

<議員年金>wiki
以上は国家公務員の共済年金だが、これ以外にヒョットコが退職した場合、議員年金という、すごく優遇された年金が受給される。

受給資格10年と優遇されていた議員年金は2006.4.1廃止決定。しかし廃止時点で在職10年超の議員は経過措置として受給されることになった。この腐れヒョットコ男は経過措置対象者。ちなみに当制度廃止時、この口曲がり男の在職期間は約24年。在職10年受給額=最低でも412万円/年。10年超の1年在職加算額=8万2400円/年。
従って、(412万円+8.24万円×14年=約528万円)×85%(減額率)=約449万円、毎年受給できる。
月額にすると、約449万円÷12カ月=約37万円。
このアホーにとって月37万円もハシタ金だろう。

<年金以外>
コイツが現職を続けると、大臣月額給与146万円、期末手当約635万円/年、文書通信費100万円/月。ほかにも必要の都度、JR・国内航空券などの支給もある。
さらに政党助成金や業界団体からの寄付金、パーティー券収入、表に出ない秘密の金もワンサカ、ワンサカと入ってくる。
国民奉仕の気持ちが微塵もなく、議員のふりして金儲けにしか知恵を働かせない国会議員(特に自公)には、とてもおいしい職場(国会)だろうな。
資産が4億円以上あるから年金充実に興味がなく、仕事は不真面目、責任感はゼロ、他人を見下した言動、愛読書はゴルゴ13。国民の血税を吸い取って恥とも思わない、国民に災いをまき散らす、スットコドッコイヒョットコ野郎!早く辞めろ!

 ●タカリ・不正にまみれた暗黒年金史。(主役:自民党、社会保険庁、小泉、公明党、そして安倍)

年金が自民党と社会保険庁によって食い荒らされた。食い荒らした部分を隠蔽するために、下部組織に責任を押し付けシッポ切りを行った。そのシッポの名は、年金福祉事業団、年金資金運用基金、GPIF。

年金暗黒時代を6つの区分に分けてみた。

①<年金積立金、潤沢時代>1945-1990

最初は積立方式だった。自分で積み立てた分を老後に受け取る。団塊の世代という労働人口の大群が巨大な積立金の山を築いた。あり余る積立金に自民党と社保庁が私物化して、グリーンピアというド素人経営で積立金を食いつぶした。また物価上昇に応じて年金支給額をUPする物価スライド制を導入した。オイルショックで物価が高騰、物価スライド制を発動し支給額が40%UPした

②<バブル崩壊、年金積立金の棄損が発覚した時代>1990-2004

大蔵省はうまみの無くなった積立金の管理を社保庁に投げ返した。社保庁はグリーンピアの失敗を隠すため、下部組織の年金福祉事業団を切り、新たに年金資金運用基金を立てた。本体の社保庁はそのまま存続し、天下りポストの増産のため、地方の事務局・事務所を乱立させた。年金破綻を先延ばしにするため、支給開始年齢の引き上げ、JR・JT・NTT共済を厚生年金に統合した。

③<自公が年金不安を抑え込むため、嘘の100年安心プランの旗を揚げた時代>2004-2005

年金保険料が本来の年金給付以外の用途(社保庁職員の天下り先等)に使われていた、いわゆる「年金流用問題」が発覚し、大問題に発展。小泉・自民党は公明党と結託し、根強い年金不安を打ち消しかつ選挙対策のため、誤魔化しの「100年安心プラン」の旗を振り始めた。さらに諸悪の根源である社保庁改革に、官僚ではなく民間人長官を登用すると目先だけの改革をPR。のちにこの無能な民間人長官がさらなる不正を助長することに。3年しか経っていない年金資金運用基金に責任を押し付け廃止し、またもや社保庁本体の存続を謀った。積立方式がいつのまにか賦課方式にすり替えられた。年金改革と称して物価スライド制を廃止し、財政検証とマクロ経済スライド制(自動減額)を導入した

(社保庁の杜撰な年金管理が次々と発覚。 みのもんたの朝ズバッ! 2005.4.22)

 

 

 

 

④<年金不正が次々と発覚!した時代>2005-2010

グリーンピア処理を含む「年金流用問題」、村瀬社保庁長官の指示による、見せかけの納付率UPのために起きた組織的な「不正免除偽造問題」、長年の社保庁の杜撰で無責任な年金管理による大量の「消えた年金記録・消された年金記録問題」、大量の「厚生年金月額の改ざん問題」。これらにより、安倍政権が短命で倒れ、次の麻生政権で行われた衆議院選挙(2009.7.21)で、長きに政権を独占した自民党が大敗し、民主党が大勝、政権交代が実現した。諸悪の根源であった社会保険庁は廃止(2009.12.31)され、新組織の日本年金機構(2010.1.1)が引き継いだ。

(追求されるとデタラメを口走るのは生まれつきか。 まともな時の犬HK クローズアップ現代 2007.6.7)

 

 

 

 

 

 

⑤<年金不正の後始末時期>2010-2014

<安倍による年金私物化、株価対策用に利用している(現在進行形)>2014-2019

安倍は、始めてマクロ経済スライド制(自動減額)を発動した。また出資者である国民に無断で独立行政法人であるGPIFに政治的圧力をかけ、日本の巨額年金運用をリスクの高い株式にシフトすると世界にPR。年金積立金約130兆円の50%をリスクの高い株式運用に変えてしまった。社会保険庁が年金を私物化してグリーンピアに投資して失敗したように、今度は安倍が年金を私物化して、国民の年金を元本保証の無い株価対策ツールにしてしまった。「最後のお一人まで」と公言した言葉を反故にして、年金記録確認第三者委員会をいつのまにか廃止した。消えた2200万件を放置して。コイツは本物の泥棒政治家だ!(泥棒政治=クレプトクラシー:政治家や官僚などの支配階級が国民の富を横領して、私腹や権力を増やす、腐敗した政治体制のこと)

(もうやりたい放題。 モーニングショー そもそも総研 2015.1.15)

 

 

 

 

 

 

●年金が自公の暗黒へ消えていった時系列

1942年:労働者年金保険法、開始。
1944年:同上法を厚生年金保険法に改称。
1945.8.15:終戦の日

1954年:厚生年金保険法の全面改正。
・この頃から約19年間、高度成長時代が続いた。
・神武景気、岩戸景気、オリンピック景気、いざなぎ景気、列島改造景気が続いた。
・当時の年金受給者は戦争体験世代で少なく、更に戦後のベビーブーム世代(団塊の世代)が労働人口として加わりはじめ、厚生年金、船員保険、国民年金の積立金が巨額な金額となり始めた。積立金は大蔵省が管理運用し、財政投融資の主要財源となった。

1959年:国民年金法(国民皆年金)制定。支給開始(11.1)
1961年:国民年金法、全面施行。年金福祉事業団、発足。
1962年:諸悪の根源組織、社会保険庁(厚労省の外局)、設立

①<年金積立金が潤沢だった時期>
・自民党は巨額化する積立金に目をつけて、日本列島改造ブーム(バブル景気の引き金)と並行して、そのスピンオフ政策としてのグリーンピア(大規模年金保養地)という箱物を全国各地に建設する計画を画策。(大赤字となり積立金を食いつぶしたこの大失敗は、2005年に終息)

1973年:田中首相が物価上昇に応じて年金支給額をUPする物価スライド制を導入。直後にオイルショックが直撃。
1974-1975年:物価スライド制を発動し、支給額が40%UPした

1980年
グリーンピア、開始。大蔵省から財政投融資の貸付を受け、ド素人の厚労省役人がグリーンピアを推進し全国13カ所に設置。
オンライン・システムの導入開始。入力ミスにより、「消えた年金記録」の原因の1つに。紙台帳から入力する際に名前をカタカナで入力。読み方の分からない名前を本人に確認せず、勝手にフリガナをふって入力した。年号、性別などの単純入力ミスもあった。
1988年
・自民党・竹下首相が全国各市町村に1億円のバラマキ交付(狂気の「ふるさと創生一億円事業」)
・バブル景気、真っただ中。地価の異常高騰。

②<バブル崩壊:年金積立金が棄損・目減りしたことが発覚した時期>
1991年
・ほぼ全銀行が大量の不良債権を抱え込み、経営悪化。景気後退、大手金融機関の破綻など、失われた10年が始まる。
1994年:厚生年金・定額部分の支給開始年齢引き上げ等。
1997年:
グリーンピア破綻で撤退決定。JR・JT・NTT共済を厚生年金に統合。損失隠しが発覚し山一証券、倒産。
・年金番号1人1番号に統一するため、各自にその番号を郵便で通知。2つ以上ある場合は返信するように通知したが、返信があったのは、全体の約1割のみ。その状態を放置したため「消えた年金記録」の原因の1つに
1998年
・潤沢だった積立金が棄損し、目減りした積立金は新組織の年金資金運用基金に引き継がれることに。
2000年
・天下りポストとして各都道府県ごとに地方社会保険事務局を設置、その下部組織として社会保険事務所を乱立設置。
2001年
・厚労省から預託されて積立金を運用する年金資金運用基金(特殊法人:前身の年金福祉事業団、解散)、設立
・大蔵省も解体され、財務省と金融庁に再編されることに。

③<自民が年金不安を払拭するため、嘘で固めた100年安心プランを発表>
2004年
年金保険料が本来の年金給付以外の用途(社保庁職員の天下り先等)に使われていた、いわゆる「年金流用問題」が発覚し、大問題に発展
・坂口厚労大臣(小泉内閣)が「年金100年安心プラン」を発表。(6.1) 。年金資金運用基金、廃止。
政治家の年金未納問題が発覚。麻生を含む「未納3兄弟」が判明。与野党の閣僚や代表が辞任ドミノ。
・社保庁職員が年金未納情報を私的閲覧していたことが発覚、社保庁の杜撰な管理体制が露呈。
・100年不安になったため、5年毎に年金の財政状況を検証する財政検証制度を導入
・年金改革と称して、物価スライド制を止め、財政均衡を調整する期間を設定し、必要があればマクロ経済スライド制(自動減額)を発動することになった。

 ④<年金不正が次々と発覚!>
2005年
・2004年の財政検証の結果、今年度(2005)から調整期間(財政ウォッチ期間)の開始年度とした。
・グリーンピアの後始末、終了。巨額の投資をした不動産等は紙くずのように低価格で譲渡または廃止された。
・共済年金・議員年金の厚遇。積立金原資の不足、少子化高齢化懸念から積立方式がいつのまにか賦課方式に変容。
・社保庁職員の不正が次々と発覚。銀行などの厚生年金支給額の減額で受給者から告訴。
2006年
・年金は安全と見せかけるために、未納率を不正に免除に変換する「不正免除」を村瀬社保庁長官が指示していた疑いが発覚(小泉政権)。川崎厚労大臣は現場の社保事務所長が勝手にやったと組織的不正を否定。最終的には不正免除に関わった職員が大量なため、社保庁は刑事告発を見送ることになった
・「消えた年金記録」が約5000万件あることが発覚(6月時点)。「消された年金記録」があることも発覚。
・官民保険料の不公平格差(官:12-13%、民:14%)、与党は早期解消に難色、共済・厚生統合まで官側に税投入存続論が優勢に。
・GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人:厚労省所管)、設立。実際の運用は信託銀行、投資顧問会社が行う。
・安倍1次内閣(9.26)誕生。
2007年:
・「消えた年金記録」で安倍が「消えた5千万件の記録を1年以内に全部調べる」「最後のお一人まで支払う」と公言。
・領収書無しなど記録の無い人のために年金記録確認第三者委員会の相談窓口を設置。
・安倍1次内閣(9.26)退陣。
2008年
厚生年金標準報酬月額の改ざん問題で、69000件の疑いがあったと社保庁が発表。(氷山の一角との見方が大勢)
・麻生太郎議員(無役:福田内閣)が、「政府がどんなに「100年安心」と謳っても、(中略)信用する人は誰もいない」と中央公論に「安心を取り戻すプラン」論文を投稿。
2009年:
・麻生総理大臣、「政府として公式に100年安心をうたったことはないが」と参議院本会議(4.27)で真逆の答弁。
・民主党政権、誕生(8.31)。
諸悪の根源、社会保険庁を廃止

⑤<年金不正の後始末時期>
2010年
社保庁に代わり、日本年金機構(1.1)、発足。運用はGPIFに委託、公務員の共済年金は含まれない。
2012年12月:安倍内閣、誕生

⑥<安倍による年金私物化、株価対策用に利用(現在進行形)>
2014年
・安倍がGPIFを私物化、株価対策ツールに利用。ロンドンでGPIFが巨額年金を株に投資すると講演(5月)
安倍が年金記録確認第三者委員会を廃止(6月)。「最後のお一人まで」どころか未だ2200万件が消えたまま。
GPIFが年金積立金約130兆円の半分を株式運用開始。(10月)
2015年
安倍が始めてマクロ経済スライド制(自動減額)を発動
・共済年金と厚生年金、見せかけの一元化。
・リスクの大きい株式比率:50%(GPIF運用の国民年金・厚生年金)、16%(共済年金)

2019年
・安倍、「最後のお一人までお支払いするのは難しくなった」と国会答弁。(2月4日)

8億円余のゴミは無かった

2017.4.18公開記事 2021.9.3修正加筆

 ★大手ゼネコンに勤めていた友人と会食

 日本で1兆円を超えるゼネコンをスーパーゼネコンといい、5社ある。その友人はその1つに勤めていたが既に退社している。1級建築士である。今回の森友疑惑で建設サイドからの感想を聞きたいということで1席設けた。
半年ぶりの再会なので、飲みながらたわいのない近況報告などの交換が続いたあと本題について聞いてみた。

★やはりありえない神風が吹き、そして「一人でさせてすいません」の意味

持ってきた筆者の資料を取り出し、今回の森友疑惑の年月程表をみせた。焦点が発散しないよう建設関連に絞って説明した。

◆2014.10.21-30:森友が件の土地でボーリング調査を実施

異例な借地契約を締結する4カ月も前である。
友人「ボーリング開始ということは建築の基本設計ができているということ。おおよそだが3カ月くらい前、7月ぐらいに基本設計がスタートしているハズ」
ボーリング調査が終了して4カ月後に国有財産審議会が強い難色を示すも、近畿財務局が森友に売り払いではなく異例の10年間の定期借地契約を締結。

◆2015.8:4カ月ほどかかる汚染土の除去を中道組が工事開始

森友が工事費1億3176万円を立替払いし、大阪航空局へ早く返金してくれとせっつく。
筆者「ボーリング終了から汚染土除去工事までの間は工事はしないの?」
友人「しない。ボーリング調査の結果を受けて、構造設計、詳細設計、設備設計が平行して開始される。まあ半年ぐらいかな」
筆者「森友の場合、9カ月ぐらいかかっているね」
友人「森友の場合、小学校建設は初めてだろう。どのような校舎にするかを施主と設計とで決め込んでいくのは大変な調整がいる。しかもその間に近畿財務局との契約締結、賃貸料の価格下げ交渉や大阪府との認可交渉もあるから、短期間で籠池のオッサンはよくやったと思うよ

友人のこのコメントで筆者は2つのモーニングショーの場面を想起した。
1つは2017年3月22日放送分で、船田議員夫妻から学校建設の大変さをインタビューしてまとめた部分。
船田議員が経営する作新学院が作新学院大学を新設するまでの労力と苦労を比べると、森友の場合「特別な力学が働いたと思わざる得ない」と感想を述べている。
作新の場合、幼稚園から高校までの実績が既にあり、しかも船田氏は当時衆議院議員。それでも購入価格のディスカウントはなし。森友は申請から条件付き認可適当まで3カ月だが、作新の場合は2年かかった。作新は文部省・関東財務局・関東農政局(森友は大阪府・近畿財務局・大阪航空局)間の調整でどこが先に認可や取得が必要かで難航したが、森友の場合は近畿財務局が早くから積極的に大阪府を訪れ認可を急ぐよう動いていた

(作新学院大学の場合の動画。 モーニングショー2017.3.22)

 

 

 

 

 

もう1つは証人喚問の翌日の3月24日放送分。吉永みち子コメンテーターが発したコメント。籠池証言で出た寄付金100万円を渡した時に昭恵夫人が「一人でさせてすみません」と籠池氏にかけた言葉。言葉に敏感な作家らしく感じ取るものがあったのだろう、重い意味があると解説。

(安倍が官房機密費から出した籠池氏への謝礼だろう。 モーニングショー2017.3.24)

 

 

 

 

 

菅野爆弾が炸裂。実務の主犯はやはり田村国有財産審理室長か

筆者「これを見てくれ」菅野完氏が4月17日に暴露した資料をプリントアウト(下図)したものだ。
友人「なんだ完全に出来レースじゃないか!籠池氏はこのシナリオの手順どおりに動いただけだな」
筆者「友人Aを知っているだろう」
友人「ああ、元国家公務員で会計関係にいたヤツだろう。覚えている」
筆者「彼がこれを見て、背任罪の証拠だと言っていたよ。この資料から指摘できる証拠は多くあるが、例えばここ。この資料はH26年(2014年)12月17日時点のもの。そして国有財産近畿地方審議会はその約2カ月後のH27年2月10日に開かれたのだが審議委員から強い異論が噴出。しかし近畿財務局はこのシナリオ資料の結論どおりに審議会を押し切った。この審議会で異論が出たことについては共産党が2月14日の時点で赤旗で指摘している。

また後追いだが、3月31日のモーニングショーでも、国有財産近畿地方審議会の中野会長にインタビューしそれをまとめた報道を行っている」

菅野氏が暴露した近畿財務局が作成したシナリオ。もちろん地方部局が勝手にできる訳が無く財務省本省の理財局が粗筋を書いたのだろう。

(菅野完氏が4月17日に暴露した資料)

 

 

 

 

 

 

 

 

筆者「しかも証人喚問の当日、火の粉をかぶらないよう開かれた大阪府議会。参考人に呼ばれた私学審の会長 梶田叡一氏は国から森友に必ず土地が渡るようにすると確約があったと発言をしている」
友人「この菅野爆弾の資料はこの確約を裏付けるものだね。ここまで証拠が出てくれば検察も立件できるんじゃないか」
筆者「友人Aも言っていたがこれで検察が国策捜査を行なったり、背任を不起訴にしたらいろいろな意味で大変なことになると言っていたよ」
友人「しかも資料の項番、8から10、14には8億円余の値引き理由となった地下埋設物が出てくることが事前に予告されているじゃないか!この完璧なシナリオに基づいて籠池、近畿財務局、大阪航空局、設計、業者が動いたわけだ。シナリオが一貫しているから口裏合わせも形式的な書類も齟齬が無いように見せかけられたわけだ。誰がこの素晴らしい脚本を書いたのかな?」
筆者「僕は田村国有財産審理室長ではないかと確信している。ただ同然で森友に土地を譲ること、数年間は異例の定期借地でいくという粗筋は、森友が土地取得要望書を近畿財務局に提出した2013年9月頃には既に確定事項だったようだ。ただ2017年4月開校へ間に合わせるよう手続きを加速すること。それとこの粗筋では後々問題が起きるだろうと不安視していたこと。この2つの要因解決のため本丸がエース田村を抜擢してシナリオを完璧なものにしたと僕はみている」
友人「理由は?」

理由

.彼は現職(当時)の国有財産審理室長であり個別事案の担当の長である。(既に削除されている)専門的知識も権限も十分あり。

.彼の前職は大臣官房専門調査官という財務省の重要な所掌事務の専門的事項の処理に従事していて「何でも解決屋」であった。(既に削除されている

.彼の更なる前職は、大臣官房の地方連絡推進官であり、かつ地方の人事と業務調整の2つの室長も兼務していた。地方のことを知り尽くしている。http://www.dreamswan.com/Aflac01/P/Fsa/Mof/T01/Tamura-Z.htm

<注釈 2021.9.3記>
(上記1と2へのリンクは既に削除済。3へのリンクを試みると怪しげなアラートが次々とポップアップしたので、すぐさまパソコンからLANケーブルを抜線した。このようなネット・トラップを仕掛けているということは、よほど「立ち入り禁止」にしたいのだろう。上記3へのリンクは解除しているのでクリックしても大丈夫。読者もリンクしないように。
3へのリンクがなぜ厳重「立ち入り禁止」なのか?URLの最後を見てほしい。「Tamura-Z.htm」。つまり田村室長に繋がる道)

.彼は2014年7月11日に当該室長の任に就いた。就いて17日後の7月28日に近畿財務局員1名が大阪府へ認可の進捗について異例の訪問をしている。2カ月後の10月2日にまた大阪府へ異例の訪問をして進捗を聞いている。田村室長が地方局員を動かして認可情報を収集しそれを組み込んだシナリオを仕上げ、かつ大阪府の認可をそのシナリオに沿うよう誘導したと考えられる。(4月6日のモーニングショーからの動画

.建設の基本設計が田村室長の就任の7月頃から開始され、10月下旬頃までには設計が終了したと推測され、終了と同時にボーリング調査が10日間実施されて、翌日10月31日に森友が大阪私学審へ認可申請を提出。寸分の狂いもなく計画どおりに進捗しているように思える。

.籠池氏へ送られた谷査惠子FAXから田村室長が深く関わっていたことは明らか。

. 2016年3月15日、地下埋設物が出て籠池氏が大騒ぎした。鴻池氏が近畿財務局と掛け合い、最終的に田村室長に自分でアポを取って掛け合いに本省へ行った。籠池氏の苦情申し立てに田村室長は黙って聞くだけだったと証人喚問で証言している。(その時の動画

推測だが、田村室長は籠池氏がシナリオをよく理解しておらず、籠池氏が大騒ぎして不測の事態を引き起こすことを危惧して、酒井弁護士に直接かまたは中道組を通してかは不明だが、「瑞穂の国記念小学校の開校までは酒井弁護士が代理人として、近畿財務局と大阪私学認可までを取り仕切ってほしい」とその日のうちに手を打ち依頼したと考えられる。

民進党(当時)枝野議員の質問から、籠池氏は証人喚問で酒井弁護士はゴミ再発見がキッカケであり田村室長に苦情申し立てに言ったその日か翌日に紹介してもらったと証言している。(その時の動画

.2017年4月6日のモーニングショーでそれは起きた。東大を主席で卒業した元財務官僚の山口真由コメンテーターが高木美保コメンテーターの予期せぬ質問でうっかりと口を滑らした発言。まるで3月29日のモーニング・ショーで山口敬之がやらかした大嘘の再現のようだった。姓が同じ山口だからといって嘘まで一緒にシンクロしなくてもいいのに。
高木美保コメンテーターが「理財局長らは発言しているが、国有財産審理室長に注目が当たらないのはなぜか?」と山口真由氏に聞いたのだ。

山口「まあ、この方、ようするに財務省というところはキャリア官僚というとこが、非常にキャリア官僚でまわっている組織なんですけれども、この室長というのは、財務2種だからキャリアではないという、あ、財務1種なんですね。財務1種は、あのキャリアではないという扱いなので、あんまり、こう、焦点を当てないで、キャリアたちで、こう、一応その方を外にださないでかばうような形にしているんだと思いますけどね
キレ味のいいコメントで評判の山口ネエさんだったが、珍しく言い淀み(下線部)、しかも言い間違えた。それにキャリアでまわしている組織といいながら、格下のノンキャリアをまるで宝物のようにキャリアたちでかばっているという矛盾説明。
迫田元理財局長らはかばう必要がなくて田村室長はかばう必要がある理由はナゼ?説明になってない。山口真由もこの時既に官邸の犬なっていた。

(真由ツバものの失言の動画、画面。 モーニングショー2017.4.6)

 

 

 

 

 

 

★ゴミは無い、の一言

筆者「2015年8月から11月まで中道組が土壌汚染土を除去した」
友人「たぶん3mほど汚染土を除去し、きれいな土を敷いて校舎建設の下地ができたわけだ」
筆者「それが終わり、同年12月3日、校舎建設工事を藤原工業が受注。中道組は脱落。この時の契約書類を国交省と大阪府に提出。12月27日に最初の着工金、1億5552万円を森友が藤原工業へ支払った。そして翌2016年3月11日、杭打ち中に深地下からゴミが出てきたと業者が近畿理財局に報告。会合に出てきた籠池氏がその報告を聞き大変だと鴻池事務所や近畿財務局に掛け合い、財務省本省の担当にアポをとりたいと騒ぎ出した」
友人「ゴミなんてどこから出てくるんだ」
筆者「?」
友人「ボーリング調査もし、汚染土も除去し、校舎建設の基礎工事が始まったのにゴミなんか出てこないよ」
筆者「基礎の杭を打ったら9.9mの深地下からゴミがくっついてきたという話らしい」
友人「それが工事に何の関係があるのか。ボーリング調査をして構造設計も終わっているのに、また一から9.9mの土を掘り返して新しい土を入れ替えて敷き詰めて、構造設計をやり直すのか?中道組の工事は約4カ月かかったのだろう。もしそれをやり直すだけで1年以上はかかる。ありえない話だ。本当にやり直したのか?」
筆者「いや、やり直していない。校舎建設工事は続行、3カ月後の6月20日にはゴミ撤去費用8億円余の値引きで、森友に1億3400万円で売り払っている」
友人「まあそういう出来レースということだな。ただあの校舎はなかなかいい造りだよ」
筆者「鴻池は赤い中華料理屋とボロカスにけなしていたけどね」

(注釈「鴻池」:籠池氏が理財局の嶋田俊之課長(国有財産企画課長)からしばらく身を隠してくれと電話を受け、マスゴミから籠池氏が身を隠していた時、鴻池が突然TVに露出して記者会見いし、籠池はとんでもない奴でわしに金を差し出してよろしくと言ったので、政治家を金で釣るのは教育者ではないと突っ返したと報道陣の前で説明。安倍官邸の「トカゲの尻尾切り」シナリオが発動、籠池氏が全て悪いと貶める作戦に出た。鴻池は既に故人)

友人「このことが発覚しなければ、鴻池も今頃は「立派な校舎ができましたな!」と手放しで褒めちぎっていただろうな」
筆者「みんなグルか」
友人「業者も代理人も役人も」
筆者「そしてこの人たちも」

(値引きは妥当と説明する国交省、安部総理、西田議員、佐川理財局長ら。 報道ステーション2017.3.7)

 

風評被害かどうかはIP計測すればいい。

  • 線量計測だけでは内部被ばくは分からない。放射能を可視化するIP(イメージング・プレート)。風評被害かそうでないかはIP計測すればハッキリする

内部被ばくを測定するホールボディ・カウンターがある。これはγ線を測る機械のため、透過力の弱いβ線を放出するトリチウムやストロンチウム90は測定できない。

十分な防護をするには内部被ばくのリスク低減が必要だ。別記事でWHOキエフ総会で、フェルネックス博士(IAEAとWHOが結託してチェルノブイリ事故での放射能による健康被害を隠蔽したことを告発)が指摘しているように、汚染食物の摂取による広域の内部被ばくを抑止する方策がいる。

<OBT(有機結合型トリチウム)の増加と人体への取り込み>

宇宙で最も基本的な元素である水素は、魚や肉のたんぱく質やDNAを結合させる役割を担っている。「水素結合」という分子間結合である。トリチウムの海洋放出が増加すると、水素の仲間である「トリチウム結合」も増加する。

「海洋」
海水中では海洋生物の食物連鎖によるトリチウム濃縮が進む。魚肉にトリチウムを含む有機物「OBT(organically bound tritium)」が増加する。

「陸上」
海面から蒸発した水蒸気H2Oに混じって、トリチウム蒸気HTOも大気循環で陸上に雨となって降り注ぐ。地面に浸透したHTO水を植物が吸い上げ、光合成によりトリチウムを含むデンプンOBTを生成し、酸素O2を放出する。
食用の植物なら、食物として収穫され店頭で販売され消費者に渡り経口摂取される。中には牛や鶏などに飼料用植物として摂取され、牛肉や鶏肉のOBTに移行してから人間に経口摂取される。

では風評被害を防ぎ、α線やβ線を計測しにくい計数カウンターより、食物汚染を判別するための厳格な計測はどうすればいいか?

下の写真は2011年5月に福島県飯館村で採取したタンポポの葉。葉全体に放射性物質を均等に取り込んだために薄く葉の形が浮かび上がっている。X線写真のようだがまったく原理が違う。

<IP(イメージングプレート)による内部被ばく写真>

(NNNドキュメント‘20「放射能が見えた。可視化で分かること」2000.9.14)

 

 

 

 

 

IP(イメージングプレート)という額縁のような機器をタンポポの葉の上に置いて一定時間そのままにする。プレート全面に「輝尽性蛍光体」が張ってあるため、電磁波や放射線を受けるとそのエネルギーを記憶する。強い放射線ほど濃く、弱いと薄く記憶される。放射線が弱い場合は何カ月もかかる場合もある。これは2次元放射線分布測定器で、X線フィルムに比べ100倍から1000倍の超高感度の能力がある。分布画像を読み取った後、リフレッシングすれば何度でも使用できる。日本の富士写真フィルム(現在の富士フィルム)が40年前に開発したオートラジオグラフィーという技術である。

東大・農学部の森敏名誉教授は福島事故発生当時から現地の動植物を収集し、内部被ばくした生物の放射線像を取り続けている。

内部汚染しているかどうかを比較したものが下図である。2015年の比較像だが、スーパーで買った食用葉と浪江町で採取した葉を並べて、IPで撮影した画像。浪江町の葉はうっすらと放射線像が浮かび上がっているが、内部汚染されていないスーパーの葉は像が写っていない。

(NNNドキュメント‘20「放射能が見えた。可視化で分かること」2000.9.14)

 

 

 

 

 

元素分類表で1族から2、12〜18族の、47元素を典型元素というが、その1族のアルカリ金属に属する6元素がLi、Na、K(カリウム)、Rb、Cs(セシウム)、Fr。
動物の場合、筋肉にカリウムが多く含まれる。人体部位のカリウム分布は87%が筋肉組織にあるといわれている。また脂肪組織にはカリウムは含まれない。

原発での核分裂生成物として多く生成される放射性物質の1つ、Cs135、Cs137はカリウムと同族の1族に属する。そのため化学的・物理的性質が似ている。下図は2012年8月に採取されたヘビ(浪江町)とブラックバス(飯館村)のIP画像。ヘビは体細胞がほぼ筋肉で占められているため、放射線像が強く浮かび上がっている。

(NNNドキュメント‘20「放射能が見えた。可視化で分かること」2000.9.14)

IAEAはWHOを抱き込んでチェルノブイリ事故の被害を隠蔽した前科がある

  • IAEAは国連の機関ではない。内部被ばくを認めないUNSCEAR

世界は原発推進・安全派が圧倒的多数で、反対派は少数である。なぜか?
原発産業・核兵器関連産業には莫大な資金が投入されてきて、今も投入され続けているからである。そこに研究・従事・関係する人も多数だからである。

WHOの専門委員だった医学博士のミシェル・フェルネックス医師は、チェルノブイリ事故による放射能が及ぼす健康被害について、IAEAとWHOが結託して事態の隠蔽を謀ったことを暴露した。博士はIPPNW(核戦争防止国際医師会議)の元会長職にも就いた医学的良心に基づいて活動した人物である。

下図をご参照。

◆IAEA(国際原子力機関)は国連の専門機関ではない。国連の事実上の最高意思決定機関である国連安保理(核大国5か国が常任理事国:米露中仏英)に従属する、原子力の平和利用の促進を目的する自治機関である。といえば聞こえが良いが、主目的は核の独占を謀る核大国が、原発由来のプルトニウムなどの核兵器の原料が拡散するのを監視する機関である。また原子力反対の世論を抑え込むための機関でもある。

◆UNSCEAR(原子放射線の影響に関する国連科学委員会)は国連の機関。1950年代の核実験によるフォールアウトで世界的な放射能汚染が問題となったため、核反対世論を科学的になだめるために設置された。UNSCEARが発表する放射線防護の報告書や基準等は、IAEAやICRP(国際放射線防護委員会)の基礎資料となっている。

(放射線の影響を軽視する原子力推進派の三位一体:IAEA、UNSCEAR、ICRP)

 

 

 

 

 

<UNSCEAR委員長 「福島原発事故で健康への影響考えられない」>
2011年5月23日、国連放射線影響科学委員会(UNSCEAR:事務局ウィーン)のワイス委員長は記者会見し、福島第1原発事故で放出された放射線について「これまでのところ(住民の)健康に影響するとは考えられない」と述べた。

<UNSCEAR 「内部被ばくは認めない。被ばく線量が問題である」>
1995年WHO中嶋宏事務局長(当時)が700人の専門家や医師をジュネーブに招集し、チェルノブイリ事故についての国際会議を開催した。しかしIAEAの妨害で議事録は公表されなかった。原子力産業への打撃を考慮したためである。

2001年2月12日ジュネーブのWHO本部の玄関前。次回(4か月後、6月4日のキエフで)のWHO総会で議事録を公開するよう良心に従う医師たちがWHO幹部に嘆願書を提出した。
しかしフェルネックス博士は心配する。
UNSCEARやIAEAも総会に出席するだろう。彼らには莫大な資金があるので、貧しい国の専門家を買収するのは容易で、1万ドルでずいぶん買収できるのです

(WHOの隠蔽を正す医師たち。YouTube「真実はどこに?-WHOとIAEA放射能汚染を巡って」:既に動画は削除)

 

 

 

 

 

2001年6月4日キエフ、WHO総会。案の定、議事録は公表されなかった。

①:IAEAのA・ゴンザレス代表の楽観的な報告に続いて発表に立った、ANSCEARのN・ゲントナー代表。
「既に述べられたように除染作業員の間でも白血病患者の増加は確認されていません。癌の増加についても科学的証明は一切ない。その他の非悪性疾患も事故による増加もない。ゴンザレス博士が述べたように、大多数の住民はチェルノブイリ事故による深刻な健康被害を心配する必要は一切ありません
(上記のとおり、福島原発事故でもUNSCEARワイツ委員長も同様の発言をしている)

②:あまりにもデタラメなIAEAとUNSCEARの発表に「Shocking!Shocking!(ひどい!ひどすぎる!)」と憤るロシア科学アカデミーの環境政策センター会長で生態学者のアレクセイ・ヤブロコフ博士。

③:総会の休憩時間に廊下で議論するUNSCEARゲントナー代表とフェルネックス博士。
この15年のセシウム汚染の大半は体内汚染なのでは?」と問い質すフェルネックス博士。

④:その問いに対しゲントナー代表は、
「体内ではありません!被曝が体内か体外か、そんな考えは認めません。メカニズムがどうであれ問題なのは被曝線量です」

(大荒れのWHOキエフ会議。YouTube「真実はどこに?-WHOとIAEA 放射能汚染を巡って」:既に動画は削除)

 

 

 

 

 

ヤブロコフ博士は発表の冒頭、怒りを込めて吐き捨てるようにIAEAとUNSCEARの態度を批判した。
「事故の明白な影響を認めない人たちの結論だ」

そして次のような明白な悪影響があったと早口で叩きつけるように発表した。
流産の増加、死亡率の上昇、新生児患者の増加、遺伝子への悪影響、先天性奇形児の増加、癌の増加、精神機能発達の遅れ、精神病患者の増加、免疫系の状態悪化、ホルモンの状態変化、心臓血管系の病気、病気回復の遅れ、老化の加速、子どもの成長の遅れや異常な衰弱状態、せめてこのリストは認めるべきです」と発表を締めくくった。

(怒るヤブロコフ博士。YouTube「真実はどこに?-WHOとIAEA 放射能汚染を巡って」:既に動画は削除)

 

 

 

 

 

 

今回の総会の議事録も隠されてしまうことを恐れて、良心に従う医師たちがYouTubeで公開したと思われる。