- 銀河系大艦隊戦RTS(リアルタイムシュミレーション) 日本語版PCゲーム
3種族6グループ(各種族はさらに体制派と反体制派に分かれている)の中から、1グループを選択して広大な銀河惑星群の争奪を争う銀河覇権戦争RTSゲームである。
絶大な破壊力と驚異の能力を兵装したタイタン級宇宙戦艦(1グループ1隻しか保有できない)を旗艦、各種得意担任能力を備えた主力艦数隻を主力とする連合艦隊を投入して、防備の薄い敵惑星を攻撃占領する。
動画 コロナタ・タイタンを旗艦とする主力部隊(紫軍)が敵(青軍)惑星デュルケームを攻撃する
- タイタンと主力艦、それと中・小型艦
タイタンと主力艦はレベル10まで成長する。成長に伴ない耐久力や破壊力、特殊能力が増加する。
各グループのタイタン(計6隻)はそれぞれ特有の能力がある。
<タイタン>
各種族のタイタンは、TECではアンキロン(体制派)とラグナロフ(反体制派)、アドヴェントではコロナ(体制派)とエラディカ(反体制派)、そしてヴァサリではヴォラストラ(体制派)とクルトラスク(反体制派)である。
一時的に敵惑星を占領する、敵艦のパワーを吸い取りそのパワーを自艦に流し込む、射程の長いレールガンで広範囲の敵艦にダメージを与える、マイクロフェーズジャンプを発動して逃げ去ろうとする敵艦隊に一瞬で接近し撃滅する等、多彩でユニークだ。
動画一覧 タイタンの怒り
1.アンキロンタイタン:
2.ラグナロフタイタン:
3.コロナタイタン: 3-1.デュルケーム攻略
4.エラディカタイタン:
5.ヴォラストラタイタン:
6.クルトラスクタイタン:
<主力艦>
主力艦は6種類。戦艦、空母、惑星占領艦、惑星爆撃艦(占領目標の惑星の防備を破壊)、支援艦(敵艦の装甲強度を減少させたり、僚艦の船体ポイントを回復させる等)。
中・小型艦は軽空母、近距離や遠距離攻撃を得意とする艦、施設(宇宙基地、砲台、研究所等)攻撃を専門とする艦、特殊機雷敷設艦等がある。
- 開発カードと研究所建設
中・小型艦船やタイタン建造、また攻撃兵器開発や装甲強化、船体修復システム増強等は必要な開発カードを起動しなければ始まらない。開発開始はカードをクリックするだけ。
操作はスクリーン上部中央の「研究マーク」①をクリック、すると「研究」アイコンが並んだプルダウンメニューが表示されるので、一番上の「軍事」アイコン②をクリックすると軍事関連「開発カード」の一覧が表示される。左から右にいくほど高度な開発カードになる。但し「軍事研究所」と「クレジット」、「金属」、「クリスタル」が必要な数だけなければならない。
タイタンを建造するためには図の下段にある4つの開発カードを起動したあと、「タイタン建造所」を占領惑星に建設し、「研究」アイコンの「艦隊維持」アイコン③をクリックして主力艦乗員レベル数④が「2」になるように艦隊維持カードを開発して、ようやくタイタンを建造できる。そのためには惑星を多く占領しておかなければならない。
研究には「軍事」の他に「防衛」、「社会学」等の開発カード図がある。これはTEC種族特有の呼び方で他の種族は呼び方が違うが、おおよそ「防衛」=占領宇宙域の防備関連(宇宙基地機能など)開発カード群、「社会学」=火山惑星、氷惑星、地球型惑星などの開発を可能にするカード、宇宙貿易港、敵動向感知センサーなどの開発カード群などに分かれる。軍事・防衛の開発には「軍事研究所」の数が関係し、社会学の開発には「社会学研究所」の数が関連する。
- 宇宙基地は占領惑星防御の要
宇宙基地の攻撃力は主力艦とタイタンの中間ぐらい。戦闘経験値の獲得で成長はしない。「軍事研究所」と「クレジット」、「金属」、「クリスタル」が必要な数だけあればいくらでも増強可能だ。また貿易港設置や空母能力付与、遠くの敵惑星からの自軍惑星を狙った戦略砲撃後の緩和防御、中・小型艦造船所の設置など占領惑星の防御の要である。運用によっては敵惑星占領作戦に随伴し主力艦船とともに攻撃に参戦することも可能だ。
ヴァサリの宇宙基地は可動で敵を追撃できる。TECとアドヴェントは位置固定式だが「双子の宇宙基地」(1つの惑星域に2つ並べて建設できる)機能や流星雨攻撃機能などユニークな特殊能力を持っている。
宇宙基地建設は中・小型艦造船所の宇宙基地建設艦を建造して要所に誘導して建造開始を指示する。
<宇宙基地>
- ワームホール移動、洗脳寝返り放送センター、遠距離惑星間爆撃砲
通常、艦隊は惑星と惑星を結ぶ星間レーンを辿って移動する。TECとアドヴェントは開発カードを起動していれば、途中にワームホールを利用するワームホール間通行が可能になる。ヴァサリはもっと進んでいて、必要とする場所にフェーズ・スタビライザーを建設し、別の場所に設置してあるフェーズ・スタビライザーのある場所へ直接フェーズジャンプが可能だ。
TECは恒星間ネットワーク、ヴァサリはメディアセンター、アドヴェントは親交の聖堂を建設できる。それを強化していくとプロパガンダの拡散や洗脳教化の布教が強まる。武力での占領攻撃をしなくてもいつのまにか敵惑星を自軍惑星にしたり暴動勃発で中立惑星にしたりできる。自軍も武力開発一辺倒だけではいけない。洗脳や反乱扇動に対抗して同様の施設建設や強化政策カードを起動しておく必要がある。
惑星間爆撃は爆撃砲を建造後、稼働ONすれば自動的に敵惑星を選択して爆撃してくれる。大爆音と大閃光に惑星が包まれて惑星都市が壊滅する。爆撃された惑星に防護措置がなければ一瞬で中立惑星となり、クレジット税収が途絶え忠誠度がゼロとなる。それまで惑星開発に投じたコストや努力が水の泡となる。建造所も無力化されるので艦船や防衛砲台も建造できなくなる。敵占領艦隊が来襲したり、敵の洗脳放送などが強力であれば短時間で占領される。
その防護のためには惑星シールド装置の開発と建設、惑星における非常用施設レベルアップ、宇宙基地内に設置できる補助政府機能の開発などを事前準備しておかなければならない。
<惑星間爆撃砲>
- MAPは豊富で編集も可能、チュートリアルも親切、PC環境は注意
MAPは大MAP(惑星数:約50-150)、中MAP(惑星数:約30-100)、小MAP(惑星数:約10-30)くらいで各MAP約30くらいあるので、計100MAPぐらいあるので十分だろう。難度も初級、中級、上級、最強、屈強と変えられる。チュートリアルでゲーム操作の感触を確かめた後、小MAPの初級で楽しめばいい。
敵や惑星が増えて映像やゲーム処理が遅くなったりしてきたら、「オプション」→「インターフェース」をクリックして表示項目を減らしPCへの負荷を下げる手もある。