- 権威のある機関が示す方向性が一番正しいとは限らない。
イベルメクチンの話の前にちょっとだけ寄り道をしたい。
あなたは「ユダの福音書」をご存じか?「マグダラのマリアの福音書」は?「ペテロの黙示録」は?
1886年の冬、フランス人考古学者がエジプトのナイル川上流地域でキリスト教墓地を発掘中、キリスト教の根底を揺るがす大発見をした。8世紀に葬られた修道士の遺骸が出てきた。その胸に大事そうに抱えたパピルスの写本があった。
それは「ペテロの福音書」だった。
その後、失われた福音書が次々と見つかり、世界中の聖書研究者に衝撃を与えた。
聖書をご存じの方はこう言うかもしれない。福音書は4つ、「マタイ」、「マルコ」、「ルカ」、「ヨハネ」の福音書だ。それら以外のものは外典、偽典の類で信用性はない、と。
だがこれらの「LOST GOSPELS(失われた福音書)」は政治的意図により歴史から消されたものだ。AC325年、内憂外患で不安定化したローマ帝国の統治にキリスト教を利用するために、時のローマ皇帝コンスタンチヌス帝がニカイア公会議を開き、主要な聖職者たちを招集した。それまでキリスト教はローマ帝国内で多数の分派と経典が存在していた。コンスタンチヌス帝は帝国の国教となるキリスト教の統一を命じた。福音書を「マタイ」、「マルコ」、「ルカ」、「ヨハネ」の4つに決めたのもコンスタンチヌス帝である。
今も昔も為政者や権力者が決めたものが権威のあるものとして独り歩きしていく。
- イベルメクチンの効果を認めないWHO。昔から「金に弱い」権威機関。
「ブラジル、フランス、南アフリカなどで、安価なイベルメクチンをコロナ治療薬として推奨するフェイスブックの投稿や記事が拡散しているのを受けて、2021年3月31日 WH0はイベルメクチンをコロナ治療薬として使用すべきでないとの見解を示した」(AFP・BB News)
下図は「コロンビアのカリで使用されたコロナ治験用のイベルメクチン(2020.7.21)」とAFP記事では説明されている。
なぜか火消しに必死のWHO。この機関が常に正しい世界の健康衛生の指針を示してきたと思っている人は考えを改めた方がいい。昔から金でいくらでも「転ぶ」機関なのだ。
・最近ではコロナの起源調査で中国寄りの姿勢を示したこと。中国とWHOは「蜜月の仲」と言われている。
・クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号で感染が止まらず拡大していた頃。突如2020年2月13日、テドロスWHO事務局長が記者会見で「安倍首相自ら先頭に立った、政府一丸となった取り組み」と大絶賛した。
そして日本からコロナ対策用としてWHOに1億5500万ドルの拠出を受けたことも紹介した。外交筋は「あまりにも露骨(リップサービス)」と述べた、とも伝えている。
(金をもらったら絶賛リップサービスをしてくれるWHO事務局長。 西日本新聞2020.3.14)
・また1995年、ジュネーブで開催されたチェルノブイリ事故についてのWHO国際会議。原子力産業への打撃を考慮したIAEAの妨害で議事録が公表されなかった。
そして2001年6月4日、キエフでのWHO総会でも議事録は公開されなかった。その約4カ月前に良心的な医師たちが議事録を公開するようWHO本部に押しかけて嘆願したのだが無視された。
嘆願書を出した代表格の1人、フェルネックス博士(IPPNWの元会長)はその時のインタビューに答えて次のような懸念を表明した。
「UNSCEARやIAEAも総会に出席するだろう。彼らには莫大な資金があるので、貧しい国の専門家を買収するのは容易で、1万ドルでずいぶん買収できるのです」
With 10,000 dollars you can buy many persons.
補足:
・IPPNW:核戦争防止国際医師会議。核兵器廃絶を求める医師たちの世界的組織。1985年ノーベル平和賞受賞。
・UNSCEAR:原子放射線の影響に関する国連科学委員会。国連の機関。世界原子力ムラの1つ。
(IAEA等の買収を懸念するフェルネックス博士。YouTube「真実はどこに?-WHOとIAEA放射能汚染を巡って」:既に動画は削除)
- イベルメクチンの著効を科学的根拠に基づいて発信する医師団がいる。FLCCC。
<FLCCCの使命と目的>
FLCCC:Front Line COVID-19 Critical Care(コロナ最前線の救命救急医療)ALLIANCE(同盟)
当該同盟のサイトの「ミッションステートメントと目的」ページの要点を下記に抜粋してみた。
「コロナパンデミックの始まりである2020年3月に一流の救命救急専門医によって結成された。FLLCCC Alliancehaは・・非常に効果的な治療プロトコルの開発に専念する非営利団体で、感染を防ぎ患者の転帰を改善するため・・」
<FLCCCのサイトにはイベルメクチン著効データが満載!>
下図はThe Indian Expressの2021年5月12日の記事。
タイトルは次の通り。
「ウッタル・プラデーシュ州政府は、イベルメクチンの早期使用によって死亡と陽性率を低く抑えることに役立ったと述べた」
記事を読むと
「ウッタル・プラデーシュ州政府はイベルメクチンの大規模な「予防的および治療的」使用を導入した最初の州であると主張し、この薬は、他の州と比較して、州がより低い死亡率と陽性率を維持するのに役立ったこと」と説明している。
そしてFLCCCサイトの「Epidemiologic.Analyses.on.Ivermectin.in.COVID-19(コロナにおけるイベルメクチンの疫学分析)」タグをクリックすると、ウッタル・プラデーシュ州の疫学分析グラフが表示されている。感染者数、死者数とも半月も経たない期間で著しい改善効果が表れている。
2021年9月29日現在のウッタル・プラデーシュ州の感染者数は177人、死者1名である。
また下図グラフはメキシコでの同様のイベルメクチンの治療プログラム等の疫学分析グラフがあり、ここも半月も経たない期間で著しい改善効果が示されている。他にもジンバブエ、ウッタラーカンド州(インド)、デリー連邦直轄領(インド)、ペルー、アルゼンチンなどの著効効果グラフがある。
<インド イベルメクチン治療を要否した各州等の明暗>
「ウッタル・プラデーシュ州は人口約2億人で、ワクチン接種率5.8%という極端に低いにもかかわらず、死亡者・感染者が激減した」ことを、ニューヨーク・タイムズは「謎」と呼び、BBCは「数百万ドルの宝くじ並みのまれなこと」と呼び、日本でも決してイベルメクチンによる大規模治験や治療プロトコルが導入されたことを放送しないで謎と呼んでいる。
2021年9月29日現在のウッタル・プラデーシュ州の感染者数は177人、死者1名。
ウッタル・プラデーシュ州とよく比較されるケララ州。人口約3300万人。当州はイベルメクチン治療を拒否してインド政府から優先的に人口の7割強のワクチン接種を受けたが、日々死亡者数は200人前後が続いている。
2021年9月29日現在のケララ州の感染者数は149,931人、死者149名。
2021年9月29日現在のウッタラーカンド州の感染者数は214人、死者0名。
人口約1000万人でイベルメクチン治療プロトコル開始は、ウッタル・プラデーシュと同じ2021年4月末。
2021年9月29日現在のデリー連邦直轄領の感染者数は373人、死者2名。(人口約1700万人)
人口約1700万人でイベルメクチン治療プロトコル開始は、ウッタル・プラデーシュと同じ2021年4月末。
「ワクチンが唯一のコロナ対策の解決手段」、「ワクチンはコロナ対策の切り札、ゲームチェンジャー」と洗脳された世界は、冷静かつ客観的にイベルメクチンの著効に向き合うことを拒んでいる。
それはそうだろう。1錠200円ほどのイベルメクチンで、ワクチンも高価な抗体カクテルやモノクローナル抗体、レムデシビルが吹き飛ぶのだから。
このままではイベルメクチンもアビガンと同じ運命を辿るかも知れない。
- 国がワクチン接種後の死亡者の原因解明に真剣に取り組まない限り、ブースター接種は拒否する。
2021年9月10日付けの厚労省の資料によれば、ワクチン接種後の死亡者数は1076件で、全て「ワクチンと死亡との因果関係は認められていない」と説明されている。
これだけの死者が出ているのにふざけている。要は死亡保障をしたくないのだ。真剣に死亡原因を究明する気がないのだ。
国がそういう態度なら、3度目のブースター接種はお断りだ。「死の当たりくじ」のあるワクチン接種などロシアン・ルーレットに参加するようなものだ。3度目の次は4度目?その次は?
2度目までは治療薬が入手できなかったから仕方なくワクチンを打ったが、この国のメガファーマー優先の態度は腹が立つ。デメリットよりメリットを優先?死んだ人間にはデメリットだけじゃないか。感染者を平気で自宅放置政策で殺すような国など役立たずもいいとこだ。自分の身は自分で守る。筆者はインドと台湾からイベルメクチン50錠を入手した。本当はアビガンも入手したいがこれは難しい。いずれにしても今TVジャックされている自民党の総裁選祭りの候補からはまともなコロナ対策は聞くことがなかった。第6波も同じことの繰り返しになる。
アメリカではワクチン接種率が伸び悩んでいる。そしてイベルメクチンの売上がコロナ前の24倍にもなっていると聞く。
下記のNewweek記事はイベルメクチンは危険というネガティブ記事だが、こういう反イベルメクチン記事は多いようだ。発信元や裏どりをするとフェイクもかなり混入しているという。反イベルメクチンのフェイクニュースを精力的に追及しているThe Desert Review。記事「India’s Ivermectin Blackout – Part Ⅲ :The Lesson of Kerela(インドのイベルメクチン沈黙の闇パートⅢ:ケララの教訓)」を読むと、ニューヨークタイムズやBBC、更には「奇妙なインドの言論統制」について言及している。
このデザートレビューは米・南カリフォルニアの独立系ニュース・サイト。2014年創刊の受賞歴のある地元の週刊ニュースサイトである。
アメリカ人も「死の当たりくじ」のあるワクチンよりも、40年近くも使われてきた安全性のある経口治療薬イベルメクチンの方がいいに決まっている。それにNewweek記事を読めば分かることだが、過剰摂取すればどんな安全と言われた薬でも用法を間違えれば危険なのは当たり前である。
(Newsweek日本版2021.9.3)
- 日本でイベルメクチンを推奨する医療関係者たち。治療プロトコルはFLCCCプロトコルが基準。
筆者が把握している方。
・尾崎治氏(東京都医師会会長)
・鳥居明氏(東京都医師会理事)
・長尾和宏氏(長尾クリニック院長 兵庫・尼崎市)
・堤英博氏(つつみクリニック院長 福岡・柳川市)
・三上修司氏(三上内科クリニック院長 兵庫・神戸市)
・古川健司氏(杉原クリニック院長 神奈川・横浜市)
(イベルメクチン投与を提言する尾崎会長・日経新聞2021.2.9。尾崎会長は第5波の感染爆発の最中、自宅放置者が12万人を超えた頃にも「今こそイベルメクチンを使え」と。読売新聞オンライン2021.8.19)
<FLCCCアライアンスのイベルメクチン治療プロトコル>
上記の杉原クリニックの古川院長は、ブログ「よくある質問 COVID-19感染症」ページで
「Q.イベルメクチンを個人輸入で購入しましたが、飲み方が分かりません。教えていただけないないでしょうか」という質問に「FLCCCプロトコルもとに治療」と答えている。但し、「服用時は必ず医師等に相談すること」を付け加えている。
古川院長のブログページの方が詳しく記されているが、下図がそのFLCCCプロトコルである。
これは第4波の感染拡大の中、ワクチン接種も思うように進まず10都道府県で緊急事態宣言が発出されて苦しむ日本のオリンピック委員会へ、FLCCCアライアンス会長のピエール・コリー博士が、オリンピックがうまく開催できるように親切心からイベルメクチン治療プロトコルを提案(2021.6.5付け)したものである。
だが日本政府も五輪組織委員会もこれを無視し、菅のワクチン一本やりで治療薬もない無策のコロナ対策で五輪開催を強行し、これまでにない大きな第5波を招いた。自宅放置者も12万人を超え、大勢の無残な自宅放置死者を出した。
- イベルメクチン:バージョンアップ版プロトコル、世界状況、新型イベルメクチン
・「I-MASK+」
バージョンアップ(+)のFLCCCプロトコル。
・「コロナに対するイベルメクチンの取組 世界的状況と北里大学の取組」
イベルメクチンのコロナ抑制の機序説明、致死率改善効果、北里大学での治験、イベルメクチンのFLCCC研究の総括、世界での臨床試験、ペルーでのイベルメクチン治療推移のグラフ。
・「次世代イベルメクチン」
北里研究所とMeij.Seikaファルマの共同開発によるコロナ用治療薬、新型イベルメクチン開発。
- ワクチン神話が崩れ始めた。イベルメクチンなどの追撃に焦る日本。
ブレークスルー感染が世界各国で報告され始めた。「ブ-スター接種が必要」、「ワクチンで重症化は防げている」とワクチン神話を守るのに必死だ。恐らく日本政府と厚労省、感染症ムラは、海外のメガファーマーの治療薬を優先するだろう。